-簡素なうつくしさの中に垣間みる、非日常の優雅さ-
柱、梁、土壁など、簡素でありながら凛とした建築美はそのままに、部屋と部屋を繋ぎ、間に”隙”をつくることで空気の流れができる。
人の気配を感じとり、中庭の光を十分に取りいれた、幾重にも重なる格子が光と影を生み出し、時間の経過を認識させる。空間全体が一枚の切り絵のように装飾され、また、茶櫃をルーツにした装飾が、お茶の香りと共に包み込まれていく。その先の歴史をも垣間見せるように。
表(外)の世界から門をくくり、自身の結界を越え、裏(内)の世界へと脚を踏み入れたとき、これから起こる「寂静無為」の境地を体感することであろう。
CATEGORY 物販 ・ 展示 / 喫茶 |
LOCATION 京都 / 宇治 |
DATE 2015.8 |
CLIENT 辻利兵衛本店 |
ARCHITECT 竹山建築設計事務所 |
PHOTO Nacasa & Partners
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