NIPPONIAは、各地に点在して残されている古民家を、その歴史性を尊重しながら客室や飲食店、または店舗としてリノベーションを行い、その土地の文化や歴史を実感できる複合宿泊施設として再生していくブランドです。
ここ、香取市佐原に新たにブライダル施設として、NIPPONIAに誕生しました。
酒造が多く知られる佐原には、かつて利根川が江戸への物資輸送の要として多くの廻船が行き交い、佐原はその中継地として繁栄を極めたとされています。
水郷と言われるほどの豊富な水と、清水を利用した米作りが盛んであることから、酒造りも盛んになり、かつて周辺には幾件もの酒造家が有していました。

築160年を超える酒蔵は、佐原の町並みや歴史を背景に、「酒蔵の表情」と「水の表情」をキーワードとして、柱や梁、壁天井は蔵の原型を崩さずなるべくそのままの表情として復元し、光によるガラスの屈折や水流をイメージした和紙をエレメントして取り込んでいます。
酒蔵からブライダル施設へと変貌を遂げた空間は、随所に歴史や情景を垣間見せ、かつ煌びやかで特別な空間となりました。

CATEGORY ブライダル  ｜  

LOCATION 千葉 / 香取市佐原  ｜  

DATE 2021.5  ｜  

DIRECTION wasab!  ｜  

PHOTO Shuhei Sasaoka

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